
上海、2025年6月28日 /PRNewswire/ — MWC上海2025(MWC Shanghai 2025)の期間中、Huaweiは5G-Advanced(5G-A)エクスペリエンスの収益化に対する新たな展開と、AIエージェントを活用したシナリオベース・サービスの進捗状況を紹介しました。同社は今年の展示テーマを「インテリジェントな世界の加速(Accelerating the Intelligent World)」とし、AIを活用した価値創出に焦点を当てた通信事業の新たな発展の道筋について、世界各国の通信事業者や業界パートナー、有識者との対話を予定しています。
Huaweiの展示では、以下の3つの分野における最新のイノベーションに焦点を当てています。
- サービス:Huaweiは、中国の三大通信事業者との協業により推進してきた5G-A体験のマネタイズおよびシナリオベースのAIアプリケーション(AItoX)に関する複数のプロジェクトの成功を発表する見込みです。
- インフラストラクチャ:Huaweiは、AI中心型ネットワークの構築に関する最新の取り組みについて、通信事業者パートナーによるプレゼンテーションを開催します。同社はまた、家庭向けブロードバンドから伝送ネットワークに至るあらゆるネットワーク・レイヤーを網羅する新たな包括的AI超広帯域(AI UBB)ソリューションを発表します。このソリューションは、包括的な演算能力を内蔵し、ネットワーク全体にわたる性能最適化機能を備えており、ネットワークの高度な自律化を加速します。それにより、AIアプリケーションの利用体験を向上させるとともに、ビジネスの成長を力強く後押しします。
- 運用:Huaweiは中国の三大通信事業者とともに、インテリジェントな無線ネットワークとホーム・ブロードバンドの運用における最新の成果とベスト・プラクティスを共同で発表しました。
2025年には、中国をはじめ中東やアジア太平洋地域など、複数の地域で5G-Aの商用導入が加速する見通しです。これらの地域の通信事業者は、ユーザ・エクスペリエンスのマネタイズ・モデルの積極的な検討と展開を進めています。
Huawei副会長兼輪番会長のEric Xu氏は、通信業界の成長を促進する道筋をテーマに基調講演を行いました。Xu氏は講演の冒頭で、現在の通信業界の状況に関する見解を次のように述べました。「約40年にわたる急速な成長を経て、通信業界は現在、安定的な発展期に入りました。その一方で、新たな成長に向けた課題にも直面しています。」
次に、成長に向けた4つの可能な道筋について同氏は詳しく説明しました。
- ユーザのニーズの変化に迅速に対応し、高い潜在成長力を持つ新たな需要を捉える
- 業界のエコシステム全体で連携し、HDビデオの供給と消費を拡大する
- すべての車両に5Gを導入し、スマート・コネクテッド・カー分野での新たな成長を創出する
- 中小企業にFTTRを導入し、AI時代のビジネス・チャンスを最大限に活かす
「もちろん、通信事業者ごとに状況は異なります」とXu氏は最後に述べています。「市場も、ビジネス環境も、競争の状況もそれぞれに異なります。したがって、成長への道筋も各社で違います。Huaweiは常に連携する姿勢を持っており、各通信事業者固有の機会をともに模索し、長期的かつ持続可能な成長に向けた最適な道を切り拓くお手伝いをしたいと考えています。」
中国は、5G-A分野における世界的な先駆者として、すでに全国300以上の都市に5G-Aを展開しています。通信事業者は現在、中国の30以上の省で5G-Aモバイル・プランの提供を始めており、同国の5G-Aユーザはすでに1,000万人を超えています。中国や中東をはじめとする地域の通信事業者は、プレミアム・アップグレード施策を導入し、体験価値のマネタイズに向けた新たな価値の枠組みを模索しています。5G-Aは、超高速ネットワーク体験をユーザに提供し、スマートな生活、交通、製造業など、さまざまな領域でインテリジェントな変革を後押ししています。
通信業界は、AIを原動力としたイノベーションにより、大きな変革の波に直面しています。新しい体験マネタイズ・モデルの成功は、通信業界が新たな成長の時代にまもなく突入することを示しています。
通信事業者は、クラウド、ネットワーク、インテリジェンス、コンピューティングの領域で固有の強みを備えています。それにより、他にはない立ち位置から、急速に進化するAIの潮流を受け入れ、新たなAIアプリケーションの可能性を探ることができます。通信事業者は、AIを活用することで自社のサービス、インフラ、運用を変革しており、新たなビジネス成長の原動力を生み出しています。
多くの通信事業者が、パーソナライズされた統合型AIエージェントを提供し、消費者に身近な企業として、自らのブランドを再定義し始めています。スマート・ホーム市場では、複数のスマート・デバイスの連携を可能にすることで既存のサービスを洗練させ、スマート・ホームのパートナーとして機能強化を図っています。通信事業者は、AIエージェントとV2X(vehicle-to-everything)技術を統合することで、スマートでモバイルな第3の空間を実現し、車載サービス市場へも参入を進めています。法人向けには、コンピューティングとネットワークを統合したサービスや、モデルベースのサービスを強化することで、企業の業務を支える能力を強化しています。
詳細については、https://carrier.huawei.com/en/events/mwcs2025をご覧ください。