
- アジア太平洋地域の若い世代(ミレニアル世代(89%)とZ世代(86%))が、変革経済における体験型ブランド・エンゲージメントへのシフトを推進しています。
- アジア太平洋地域の回答者の60%が、自己充実感よりも家族や友人との絆を深めるリワードを優先しています。
- ブランドは、顧客が住んでいる世界と顧客の願望との間のギャップを埋める、変革的な体験へのアクセスを提供することによって、顧客の幸福の強力な推進力となることができます。
シンガポール、2025年8月13日 /PRNewswire/ — 空港体験、ロイヤルティー、顧客エンゲージメント・ソリューションの提供で世界をリードするコリンソン・インターナショナルは、本日、アジア太平洋(APAC)地域における新たな調査『2025年 アジア太平洋消費者幸福度報告書:変革経済において顧客生涯価値を生み出すには』を発表しました。著名な行動心理学者であるウィリアム・フォン・ヒッペル博士に協力を仰ぎ、アジア太平洋地域の8市場で4,000人以上の回答者を対象に調査を行ったこの報告書は、幸福の追求が決定的な優先事項となりつつある今日の変革経済において、消費者の幸福を促進する上でのブランドの役割を探求しています。調査結果では、顧客がユニークで変革的な体験にアクセスするためにロイヤルティー・リワードや特典にますます目を向けるようになり、ブランドが幸福の強力な推進力になる機会を得ていることが明らかになりました。
「ブランドからどのように満足感を得るかに対して、消費者の期待は進化しています。今日の変革経済において、消費者は、基本的な消費をはるかに超えて生活を豊かにする体験、つまりつながりを育み、個人の成長を促し、自分の住む世界と自分の願望との間のギャップを埋めるのに役立つ体験に魅力を感じています。」と、コリンソン・インターナショナル、アジア太平洋地域ビジネス・ソリューション担当バイス・プレジデントのローハン・バラは述べています。「これは、合理的なリワードや単純なエンゲージメントを超越したものであり、お気に入りのバンドのライブを見るために旅行することであれ、世界的なスポーツトーナメントに参加することであれ、真に意味のある瞬間を提供します。」このシフトはアジア太平洋地域で進行中であり、回答者の81%がユニークで特別な体験に関して、ブランドのリワードを頼りにしています。若いミレニアル世代(89%)とZ世代(86%)が強く共鳴しており、近年ではどちらの世代も体験的な活動を明確に好むことが明らかになっています。
また、APACの回答者の66%が、ブランドから受け取るリワードや特典に満足していると回答しています。幸福度が最も高かったのはミレニアル世代(72%)で、Z世代(67%)、X世代(65%)、ベビーブーマー世代(56%)が続きました。これらのインサイトは、ブランドが消費者の幸福の強力な推進力となる明確な機会を示しています。他では到達できない体験へのアクセスを提供することで、ブランドはより深い感情的な絆を築くことができ、ひいてはブランドへの親近感と永続的なロイヤルティーを強化することができます。
幸福は新たなブランド通貨である
ブランドが自分たちの幸せに貢献するとき、消費者は意図的かつ積極的にそのブランドに関与します。APACの回答者が取る行動のトップは、一貫して同じブランドから購入する(46%)、既に使っているブランドの新製品を試す(43%)、ブランドを他の人に薦める(42%)でした。
ブランド主導の幸福感が積極的な消費者行動に影響を与える一方で、ロイヤルティーの現れ方は世代によって異なります。年上の回答者、特にX世代(49%)とベビーブーマー世代(47%)は、一貫した購買活動を通じて、より高いブランド・ロイヤルティーを示しています。対照的に、若い世代は購入以上の関わりを持つことでロイヤルティーを示しており、Z世代の37%とミレニアル世代の40%がソーシャルメディアでブランドと交流しているのに対し、X世代では31%、ベビーブーマー世代では22%となっています。特筆すべきは、Z世代(22%)は他のすべての世代と比べて、批判に対してブランドを擁護する傾向が強いことです。
つながりと自己充実感は幸福の本質的な推進力である
著名な心理学者であり、作家であり、人間行動の専門家であるウィリアム・フォン・ヒッペル博士は、最新作『The Social Paradox(社会的パラドックス)』を引用し、次のように説明しています。「つながりとは、他の人と絆を結び、グループに所属し、有意義な人間関係を築きたいという人間の生来のニーズです。自律とは、自分で選択し、自己充実感と自己開発のために個人の目標を追求したいというニーズを指します。根本的に、消費者の幸福は、基本的であり、しかしながら根本的に相反するこれらのニーズがバランスを保って形成されます。」
調査回答者によって、つながりと自己充実感を高めるブランド・リワードが、回答者の幸福に大きく貢献していることが浮き彫りになりました。APACの回答者にとって最も重要なリワードのトップ3は、家族や友人への特典の拡大(20%)、健康とウェルビーイングの特典(18%)、個人のエリート・ステータス(15%)でした。
しかし、回答者は自律よりもつながりを高めるリワードを明確に好んでおり、60%は個人的な充実感を高めるリワードよりも、家族や友人との関係を強めるリワードを重視しています。この傾向は年齢とともに高まります。アジア太平洋地域のベビーブーマー世代の69%は、自己充実感よりもつながりを高めるリワードを重視しており、Z世代の56%から増加しています。フォン・ヒッペル博士によると、この傾向はライフステージの違いを反映したものであり、若い個人は、年齢を重ねるとともにつながりや人間関係に重点を移す前に、まず個人の成長を優先します。特に若い世代の間で、幸福度の低下や孤独感の高まりが懸念される中、ブランドは、共有された変革的な体験を通じて、消費者の生活にインパクトのある変化をもたらすことができます。
目的の時代におけるブランド・エンゲージメントとロイヤルティー
変革経済は、消費者のロイヤルティーを獲得する、有意義で人生を変える体験を提供するという大きな機会を、ブランドにもたらしています。この進化する状況は、ブランドに自身の価値を再定義する機会を提供し、つながりや個人的な充実感といった人間のコアなニーズに対応して、消費者のより深いエンゲージメントと永続的な幸福を促進します。
「変革経済で真に成功するには、ブランドが消費者の幸福の触媒にならなければなりません。」と、コリンソン・インターナショナル、アジア太平洋地域ビジネス・ソリューション担当バイス・プレジデントのローハン・バラは述べています。「これは、従来のロイヤルティー戦略を超えて、すべてのセグメントと市場の明確なニーズに共鳴するだけでなく、より大きな価値をもたらし、顧客の生活を豊かにするユニークな体験を提供することを意味します。」
アジアにおける旅行の勢いの高まりと消費者の進化するニーズを先取りして、コリンソン・インターナショナルは、過去12カ月間(2024年5月から2025年5月)に、アジア太平洋地域の空港ラウンジと旅行体験のネットワークを16%拡大しました。現在、コリンソン・インターナショナルのプライオリティ・パス・ネットワークには、アジア太平洋地域に750近くの空港ラウンジと旅行体験があり、世界全体では1,700以上の空港ラウンジと旅行体験があります。
『2025年 アジア太平洋消費者幸福度報告書:変革経済において顧客生涯価値を生み出すには』の全文を閲覧するには、こちらをクリックしてください。
調査手法
この調査は、コリンソン・インターナショナルの委託を受け、Milieu Insightが2025年4月23日から5月13日まで、4,000人以上の回答者を対象に実施したものです。回答者はアジア太平洋地域の8つの市場(シンガポール、インドネシア、タイ、インド、韓国、日本、香港、オーストラリア)に及び、各市場で約500人を対象に調査を実施しました。年齢と性別に基づくサンプルの割り当てにより、各国の人口統計学的な代表性が確保されました。
コリンソン・インターナショナルについて
コリンソン・インターナショナルは、世界中を快適に、そして安心して旅行できるようサポートするグローバルな民間企業です。 世界の1,400を超える銀行、90の航空会社、20のホテルグループなど、世界有数の決済ネットワークと連携しています。4億人を超える最終消費者に、市場をリードする空港体験、ロイヤルティーと顧客エンゲージメント、保険ソリューションを提供しています。
コリンソン・インターナショナルは、世界初かつ業界トップクラスの空港体験プログラム「プライオリティ・パス」を運営しています。旅行者は145カ国725の空港において、1,700を超える空港ラウンジおよび旅行体験(飲食、ショッピング、仮眠、スパなど)を利用でき、プライオリティ・パスが旅を特別なものへと昇華させます。