
新たな血液ベースのアッセイが、これまでにない高感度と高特異性を実現し、次世代のアッセイ開発を可能に。
フリーモント(カリフォルニア州)、2025年10月10日 /PRNewswire/ — Alamar Biosciencesは本日、疾患の早期検出を可能にする精密プロテオミクス技術の推進企業として、脳由来リン酸化タウ217(pTau217)の血液ベース定量化における画期的な進歩となる「NULISAqpcr™ BD-pTau217アッセイ」を発表しました。このアッセイは、アルツハイマー病研究およびその他のタウオパチーにおいて極めて重要なバイオマーカーであるpTau217の検出を目的としており、血液を用いた非侵襲的な測定分野における変革的な一歩を示すものです。この画期的なアッセイは、脳由来のシングルプレックスソリューションとしては世界初であり、神経変性疾患研究における精度および中枢神経系特異性の新たな基準を打ち立てるものです。
Alamar独自のNULISA™プラットフォームを基盤とするNULISAqpcr BD-pTau217アッセイは、血漿、血清、乾燥血液スポットといった非侵襲的なサンプルから、これまでにない高感度と高特異性を実現します。この研究用アッセイは、脳脊髄液(CSF)の採取やPETイメージングを必要とせず、中枢神経系由来のpTau217を直接測定できるため、大規模集団研究や長期臨床試験への幅広い導入を妨げていた従来の障壁を取り除きます。
「NULISAqpcr BD-pTau217アッセイは、中枢神経系バイオマーカー定量化における可能性の概念を刷新するものです」と、Alamar Biosciencesの創業者であり会長兼CEOであるYuling Luo博士は述べました。「タウの末梢由来ノイズを排除することで、研究者はこれまでよりも早い段階で、かつ高い精度で脳内の有意な変化を検出できるようになりました。」
「Alamarの脳特異的血漿pTau217アッセイの性能は非常に優れています」と、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの神経学教授であるJonathan Schott医学博士は述べました。「認知症状を伴うアルツハイマー病の病理検出において、当初の結果では、このシングルプレックス形式のアッセイは既存の血漿pTau217検査と同等以上の性能を示しており、より高いフォールドチェンジを有するとともに、不確定範囲に分類されるサンプル数も少ないことが示唆されています。研究環境において、マルチプレックスアッセイで測定された脳特異的pTauは、アルツハイマー病の病理レベルが高い無症候性の個体を検出するうえで大きな可能性を示しており、疾患修飾療法の臨床試験候補者を特定する手がかりとなる可能性があります。」
BD-pTau217アッセイは、シングルプレックスのNULISAqpcrアッセイとして、またはマルチプレックスのNULISAseq™ CNS Disease Panel 120内の一部として提供され、創薬研究およびトランスレーショナルリサーチの双方を支援します。このアッセイの自動化ワークフローは、ARGO™ HT Systemを用いて1日に220検体以上を処理できるため、疾患コホートや集団ベース研究におけるハイスループット解析に最適です。
Alamar Biosciencesは、アルツハイマー病をはじめとする研究の進展を加速させるバイオマーカーの知見を解明するため、神経科学コミュニティとの協働を継続しています。詳しくは、alamarbio.com をご覧ください。
NULISA BD-pTau217アッセイは研究用途にのみ使用され、診断目的での使用は意図されていません。
Alamar Biosciences, Inc.について
Alamar Biosciencesは疾患の早期発見を可能とする高精度プロテオミクスを推進する使命を帯びた非公開のライフサイエンス企業です。同社独自開発のNULISA™プラットフォームとARGO™ HTシステムはゲノミクスの飛躍的な進歩に即応したもので、今日の業界で最も高感度のタンパク質検出技術をはるかに凌駕する1ケタという高感度の検出を実現しています。詳細については、alamarbio.com をご覧ください。
写真 – https://mma.prnasia.com/media2/2792912/Alamar_Biosciences_Inc_NULISA_BD.jpg?p=medium600
ロゴ – https://mma.prnasia.com/media2/1810182/Alamar_Logo_WhiteOutline_RGB_4x1_Logo_V1.jpg?p=medium600