2025年1月23日、シャオミは新型スマートウォッチ「Redmi Watch 5」を発売しました。シリーズ最大となる2.07インチディスプレイを搭載し、価格は約15,000円と手頃です。しかし、今回の新モデルで最も注目すべき点は「音声レコーダー機能」を搭載していることです。
「忖度しない」録音機能を搭載、スマートウォッチの新たな可能性
これまでRedmi Watchシリーズには録音機能が一切ありませんでした。技術的には通話用のマイクが搭載されているため、録音機能を追加することは難しくないはずですが、日本市場ではプライバシーやセキュリティの観点から、Apple Watchを除き、Huaweiを含む多くのスマートウォッチが録音機能を備えていませんでした。
しかし、「忖度しない」スマートフォンとして話題となった「nubia S 5G」と同様に、Redmi Watch 5も既存の常識を打ち破る存在となりそうです。会議の議事録作成や取材時の音声記録を手軽に行えるだけでなく、従来は通話録音が困難だった「Rakuten Link」でも、Redmi Watch 5を外付けレコーダーとして活用することで、通話内容を記録することが可能になります。
AI機能は非搭載、今後の進化に期待
一方で、最近の高価格帯スマートウォッチには搭載されているChatGPTなどのAI機能は、Redmi Watch 5には含まれていません。例えば、AIを活用できるスマートウォッチは3万円台が主流ですが、もしRedmi Watch 5にもAIアシスタントが搭載されれば、まさに「無敵屋」ともいえる存在になるでしょう。
「Redmi Watch 5」は日本市場で成功するか?
音声レコーダーを武器に、「Redmi Watch 5」は日本市場でも大きな存在感を示す可能性があります。「忖度しない」スマートフォン「nubia S 5G」に続く形で、新たな選択肢として注目を集めるでしょう。特にAndroidユーザーにとっては、手軽に録音できる貴重なデバイスとなりそうです。今後の市場の反応に期待したいです。