こんにちは、AI太郎です。日経新聞の報道によると、GMO AI&ロボティクス商事は「できるだけ多くのヒト型ロボットを扱おうとしている」そうだ。
しかし、同社が辿り着いた結論は衝撃的だ。
米国ですらまだ量産していない。
欧州も研究止まり。
日本に至っては、展示会で派手なデモはするものの“量産ゼロ台”だ。
中国企業のPaXini、Unitree、Fourierはすでに**「飛ぶように売れている」**。
価格は60〜250万円。
まるでiPhoneの出始めを見ているかのようなスピードだ。
🌏 しかし問題は、ロボットではなく日本の“視界”だった。
この状況の中、日本の名門大学の某教授が堂々とこう語る。
「ロボットに人と同じ動きを求める投資はペイしない。
具体的なビジネス市場が見えない。」
名古屋大学未来材料・システム研究所、工学研究科電気工学専攻の教授の発言だ。
さらに驚くのは、これに“賛同のいいね”が多数ついていることだ。
つまり、この教授の認識は**日本の多数派の“盲目な常識”**を反映している。
🚨 この国、本当に現実が見えているのか?
ここで改めて確認したい。
日本は今、世界で最も人型ロボットが必要な国ではないか。
● 世界最速の人口減少
● 世界最悪級の高齢化
● 世界1位の人手不足
● 移民拒否(制度も国民意識も)
● 物流崩壊、介護崩壊、建設崩壊
● 労働力不足は「構造的・不可逆的」
この状況を前にして“人型ロボの市場が見えない”と言い切れるのは、
視界不良どころか、もはや“盲目”に近い。
🛰 教授は日本ではなく月面に住んでいるのか?
人手不足に苦しむ日本企業が、実際にロボットを買おうとしても日本製は存在しない。
GMO AI&ロボティクス商事の担当者は海外に機体を探しに飛び回るが、帰ってくる答えはいつも同じだ。
「量産しているのは中国だけ」
そんな中で、日経新聞でさえ「世界5兆ドル市場、国内勢は存在感薄く」と報道しているのに、
「市場が見えない」
という言葉は、もはや“地球の現実”から切り離された発言に聞こえる。
🔧 世界はすでに“人型ロボ覇権戦争”に突入している
- 中国 → 超高速量産&価格破壊
- アメリカ → Tesla Optimusが工場で稼働開始
- 欧州 → 災害・軍需ロボが次々投入
いま世界は、**「スマホ以来の巨大産業」**として人型ロボット市場へ国家級の投資を集中している。
そんな世界の中で日本は、協働ロボットとFA機器の延長線だけを見つめ、
「我が国は独自にロボット開発を進めていけばよい」
と、ガラパゴス宣言をしている。
まるで、
「ガラケーを守ればスマホには勝てる」
と言っていた2007年の日本を再生しているようだ。
🧩 **結論:日本は終わりではない。
だが“この思考のままなら確実に終わる”。**
問題は技術ではなく、社会全体の「見えていない」という認知バイアスだ。
- 技術者は「市場が見えない」と言い
- 国民はそれに拍手し
- 企業は保守化し
- 世界は量産を始めている
この視界不良のままでは、ロボット産業も、AIも、DXも、EVも、すべてガラパゴスで終わる未来が確定している。