2026年のFIFAワールドカップを視聴するため、DAZNに加入した。
とはいえ、全104試合を追いかけたわけではない。実際に見たかったのは、準決勝のアルゼンチン対イングランド、そして決勝のアルゼンチン対スペインの2試合だけだ。
ワールドカップのような大型大会では、「大会期間中だけ動画配信サービスに加入する」という人も少なくないだろう。問題は大会終了後である。そのまま契約を放置すれば、翌月以降も利用料金が発生する。かといって完全に解約すると、再び見たい大会が始まった際に、登録や支払い設定をやり直さなければならない。
そこで今回は、DAZNの「一時停止」機能を利用してみた。
解約せず、料金の請求だけを止められる
DAZNの一時停止は、契約そのものを削除するのではなく、指定した期間だけ有料サービスの利用と料金請求を停止する仕組みだ。
今回の契約では、2026年8月から一時停止し、2027年2月に再開する設定を選択できた。
一時停止中は月額料金が請求されず、アカウント、視聴履歴、各種設定はそのまま保持される。再開日になると自動的に契約が復活するため、改めて会員登録を行う必要もない。
DAZNを完全にやめたいわけではないが、しばらく見る予定がない人にとっては、解約よりも扱いやすい仕組みである。
スポーツ配信は「毎月見たい」とは限らない
映画やドラマの動画配信サービスであれば、見たい作品を毎月少しずつ消化する使い方もできる。しかし、スポーツ配信は事情が異なる。
見たい大会や応援するチームの試合が開催されている時期には価値が高い一方、興味のある競技がない月には、ほとんど利用しないこともある。
私の場合、DAZNに加入した目的はFIFAワールドカップ2026だった。しかも実際に強く見たかったのは準決勝と決勝だけである。大会終了後も「いつか何かを見るかもしれない」という理由だけで毎月料金を払い続ける必要はない。
その意味で、一時停止機能はスポーツ配信サービスと相性がよい。
月額割引より「0円」のほうが安い
契約画面には、◯月◯日まで割引が適用されるという表示もあった。
ただし、一時停止の開始日は8月である。停止期間中は料金自体が発生しないため、割引期間の一部を使わないことになる。
一見すると割引を無駄にしているようにも見えるが、当然ながら、割引料金より請求額0円のほうが安い。見たい試合がないなら、割引を維持するためだけに契約を続ける意味は薄い。
注意すべき点は、一時停止によって割引期限が延長されるわけではなさそうなことだ。2027年2月に再開する頃には、今回の割引は終了しており、その時点の通常料金が適用される可能性が高い。
一時停止中も一部の無料コンテンツは見られる
DAZNの案内によると、一時停止中でも一部の無料コンテンツは利用できる。
ただし、これは有料会員向けの全試合を引き続き視聴できるという意味ではない。無料公開されているライブ配信、ハイライト、関連番組などに限られると考えたほうがよい。
有料の注目試合を見るには、契約を再開する必要がある。
それでも、アプリを削除せず、アカウントを残したまま無料コンテンツを確認できるのは悪くない。次に見たい大会が始まったときも、そのまま再開できる。
最大の注意点は「自動再開」
便利な一時停止機能だが、ひとつだけ忘れてはいけない。
指定した再開日になると、契約は自動的に復活し、再び料金が請求される。
今回の設定では2027年2月から課金が再開される。そこまでに見たい大会がなければ、再開日の変更、再度の一時停止、あるいは完全解約を検討する必要がある。
一時停止したことで安心し、そのまま再開日を忘れてしまえば、結局また使わない月の料金を支払うことになる。スマートフォンのカレンダーなどに、再開日の数日前を登録しておくとよいだろう。
大会単位で加入する人には、解約より合理的
DAZNの一時停止機能は、年間を通して毎週スポーツを見る人には必要ないかもしれない。
しかし、ワールドカップ、オリンピック、テニスの四大大会、ボクシングの大型興行など、特定の大会や試合だけを見るために加入する人には便利だ。
今回のように、ワールドカップの準決勝と決勝を見るために加入し、大会終了後は半年ほど休止するという使い方もできる。
「契約を続ける」か「完全に解約する」かの二択ではなく、見たい試合がない期間だけ料金を止められる。スポーツにはシーズンや大会期間がある以上、本来はすべてのスポーツ配信サービスにあってもよい機能だと思う。
アルゼンチンの2試合を見るために加入し、目的を果たしたら一時停止する。少なくとも今回の私にとっては、これが最も無駄の少ない使い方だった。