
中国の大手テックメディアCNMOによると、中国のEC大手・京東(JD.com)の越境EC部門「京東全球購香港自営旗艦店」において、任天堂の新型ゲーム機「Nintendo Switch 2」の公式認可による予約販売が開始された。
今回の予約販売では、豪華セット、コレクターズセット、ゲーマーセット、実用セット、マリオカート・ワールドセットの5種類のパッケージが展開されており、すべて「値上げなし、仕掛けなし」を掲げた統一価格で販売される。公式保証も付帯する。
発表時点で、予約者数はすでに27万人を突破している。
人気の高さと同時に、転売業者(いわゆる“黄牛”)による買い占めリスクへの懸念も高まる中、京東は今回、初の試みとして「動的価格調整」制度を導入した。これは、表示価格を一時的に引き上げつつ、正規の購入者に実質的な割引を提供することで、転売対策を講じるものである。
具体的には、Switch 2の表示価格は税抜きで3489香港ドルから一時的に3889香港ドル(約3489~3889元)に引き上げられたが、実際の購入者が受け取りと身分証認証を完了すれば、437元分の「京豆」(京東ポイント)が返還され、実質価格は3805.9元となる。これは元の見込み価格より0.6元安くなる計算である。
「Switch 2」は、任天堂が7年ぶりに発表した次世代機で、4K画質対応やAR(拡張現実)技術への対応などが注目を集めている。関心のあるユーザーは、京東の予約ページから購入手続きを行うことができる。