Appleは、最新のAI技術「Apple Intelligence」を新しいiMac M4に搭載したことを発表しました。これにより、iPhone、iPad、Macの一部モデルでもソフトウェアアップデートによってApple Intelligenceを利用可能になります。ただし残念なことは、Apple Intelligenceは日本でも対象機種のソフトウェアアップデートができますが、設定でインターフェイスを英語にしないとまだ利用できない現状です。
現時点では、Apple IntelligenceはA17 Pro、A18、A18 Proチップを搭載するiPhoneでのみ利用可能です。対象機種にはiPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max、iPhone 16シリーズが含まれ、iOS 18.1アップデートのインストールが必要となります。また、Apple Silicon M1、M2、M4、A17 Proチップを搭載するiPadや、MシリーズチップのMacでも利用可能で、対応機種にはMac mini、iMac、MacBook Air、MacBook Pro、Mac Proなどが含まれます。MacユーザーはmacOS Sequoia 15.1にアップデートすることで、Apple Intelligenceにアクセスできるようになります。
ただし、Apple Intelligenceを利用するには、ソフトウェアをアップデートするだけではなく、「設定」メニュー内の「Apple Intelligence & Siri」からの登録が必要です。地域やデバイスに応じて、利用可能になるまでに数分から数日かかる場合があるとされています。
最初のApple Intelligenceの機能セットには、AIを活用したSiriの改良や新しいライティングツールが含まれており、文の書き換えや校正、編集提案などが可能になります。また、通知の要約や写真アプリの背景削除機能「Clean Up」も提供され、不要な被写体や背景を自動で取り除くことができます。さらに、iOS 18.1アップデートではApple Intelligence非対応のiPhoneにもネイティブの通話録音機能が追加されます。