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Rakuten Link AI 待ち望みのAndroid版が登場!—謎の「10月18日更新」表示とiOS版の現状
iOS版「Rakuten Link AI」提供停止、Android版更新なし、楽天モバイルさん大丈夫?
本日、「Rakuten Link AI」の発表を受け、AIたろうは、即座に試してみることにしました。日本の四大キャリアの中で最も新しい楽天モバイルが、最初にAIアプリを導入するということで注目されていました。しかし、その期待は失望に変わりました。
まず、最新版とされるRakuten Link(バージョン2.19.2)をインストールしたものの、「Rakuten Link AI」機能が見当たりません。発表会ではデモまで行われたにもかかわらず、実際のアプリでの提供は「順次」とされ、iPhone版のリリースは「近日予定」。同じくAIを謳ったAppleのiPhoneも、日本でのAI機能提供はまだ先であることを考えると、楽天もその足並みを揃えているようです。
また、Rakuten Linkには迷惑電話対策や通話録音機能、Pixelの通話スクリーニング機能もないため、通常はログアウトして使用し、発信時のみログインするという形にしています。もし「Rakuten Link AI」を使っている途中で詐欺電話が入ってしまうリスクを考えると、使う価値は疑問です。
さらに、現時点ではAndroid版のみの提供で、iOSやPC版は未対応。特にPC版に関しては、Rakuten Link AIは、「Rakuten Link デスクトップ版」および法人向けの「Rakuten Link Office」「Rakuten Link Office デスクトップ版」には対応していません。これは公式リリースでも明記されており、現状、個人利用者向けのモバイルアプリ版(Android版)のみでの提供となっています。そのため、PCや法人用デスクトップ版での利用はできない仕様です。
加えて、Rakuten Link AIには1日のチャット回数上限が50回、1回あたりの入力文字数も500文字までという制限があるため、「旅行や学習計画を立て、さまざまな相談に乗る」という三木谷浩史氏のビジョンにはほど遠い印象です。