米国の経済誌「Fortune」は、2024年版「AI革新企業50社(50 AI Innovators 2024)」を発表しました。このリストには、医療からソフトウェアに至るまで、AIを活用して各業界で革新的な取り組みを行い、複雑な問題の解決や効率性の向上、そしてAIのビジネスへの普及を推進している企業が選出されています。
昨年に引き続きリスト入りした企業には、Adobe、Microsoft、Cohere、Palantir Technologiesが含まれています。新たに選出された企業としては、Cognition AI、Mistral AI SAS、groq、Moonshot AI、World Labsなどが挙げられます。
これらの企業は、AI技術を活用して各分野での革新を推進し、業界全体の発展に寄与しています。特に、医療分野では診断精度の向上や新薬開発の効率化、ソフトウェア分野では業務プロセスの自動化やデータ分析の高度化など、多岐にわたる応用が進んでいます。
選出された50社とその本社所在地でみると、米国企業が多数を占めていることがわかりますが、中国や英国、カナダ、フランス、アラブ首長国連邦、香港、日本など、世界各国の企業が選出されており、AI分野での国際的な広がりと多様性が示されています。各国の企業数を集計すると、以下のようになります。
この結果から、米国がAI革新企業の中心的存在であることがわかりますが、中国や英国など他国の企業も積極的にAI分野での革新を進めていることが示されています。特に、日本からはSakana AIが選出されており、国内企業の活躍も注目されます。