ZTEジャパンは、新型スマートフォン「nubia S 5G」を「nubia」ブランドから発表し、2025年1月16日にワイモバイルから発売すると発表しました。この新製品は、他のスマートフォンとは一線を画すユニークな機能を備えており、特に注目を集めています。
堂々と通話録音機能を搭載
「nubia S 5G」の最大の特徴は、相手に通知されることなく通話内容を録音できる高度な通話録音機能です。この機能はLINE通話などのアプリにも対応しており、通話記録を必要とするユーザーにとって非常に便利です。日本市場でこのような機能を堂々と搭載する製品は珍しく、「nubia S 5G」はその挑戦的な姿勢を鮮明にしています。
日本の「忖度文化」に挑む姿勢
従来の日本市場におけるスマートフォンは、プライバシーやセキュリティ上の懸念から、通話録音機能を制限したり、カメラのシャッター音を消せない仕様が一般的でした。しかし、「nubia S 5G」はこれらの自主規制にとらわれず、ユーザーの利便性を最優先に考えた製品設計を採用しています。
このような「忖度なし」の製品開発姿勢は、規制が多い日本市場に新たな風を吹き込む可能性を秘めています。他メーカーがこのような流れに追随することで、より自由でユーザー本位の製品が増えることが期待されます。
「nubia」の挑戦と課題
ただし、録音機能以外の通話関連AI機能は、残念ながら充実しているとは言えません。例えば、通話スクリーニング(迷惑電話の自動判別機能)や伝言メモの自動文字起こしといった便利機能は搭載されておらず、他社製品に比べると見劣りする部分もあります。
こうした点については、今後の機能拡張に期待が寄せられます。ZTEジャパンが「nubia」ブランドのさらなる進化に取り組むことで、ユーザー体験がさらに向上する可能性があります。
未来への期待
「nubia S 5G」は、斬新な通話録音機能を武器に、日本市場で独自の存在感を放つ製品となるでしょう。録音機能以外の通話AI機能の充実も含め、今後の改善と進化に期待しつつ、その動向を注視したいところです。
頑張れ、nubia!