
常時稼働するデータセンターネットワークを実現し、コンピューティングパワーを最大化
中国・上海、2025年9月21日/PRNewswire/–HUAWEI CONNECT 2025 の初開催となる「データセンターイノベーションサミット」(テーマ:「知的未来に向けたAIデータセンターイノベーションの主導」)において、ファーウェイは世界中から600名を超える業界リーダー、専門家、学者とともに、AI時代における高品質かつ持続可能なデータセンターインフラについて議論しました。この場でファーウェイは、2018年に発表したAI Fabricを全面的にアップグレードした 「星河AI Fabric 2.0」 を発表。企業が常時稼働するデータセンターネットワークを構築し、フルコンピューティングパワーを発揮できるよう支援し、デジタル・インテリジェント変革を加速します。
Arthur Wang, President of Data Center Network Domain, Huawei Data Communication Product Line, delivering a keynote
基調講演でファーウェイの 王武偉(Arthur Wang) 氏は、AIの急速な進化とクラウドアーキテクチャの進展により、データセンターネットワークが重要な転換点にあることを指摘しました。「星河AI Fabric 2.0」は AIブレイン、AI コネクティビティ、AI ネットワークエレメントの3層アーキテクチャに基づいて構築され、AIネットワークエージェント「NetMaster」、三層自動化の「StarryWingデジタルマップ」、学習向け「星環」+推論向け「星智」スケジューリングエンジン、そして堅牢な「Rock-Solidアーキテクチャ」を統合しています。
星河AI Fabric 2.0 ― フルコンピューティングパワーを持つ常時稼働データセンターネットワークの実現
- AI ブレイン: 「StarryWingデジタルマップ」と「NetMaster」により、ドラッグ&ドロップでのサービスオーケストレーションと自動デプロイを実現。アプリケーションとネットワークの統合運用管理自動化、異種ネットワークやセキュリティドメインを跨ぐエンドツーエンドの自動化に対応。O&M(運用・保守)の効率を大幅に向上。
- AI コネクティビティ: ネットワーク規模負荷分散アルゴリズム(NSLB)により、ネットワークスループットを95%まで向上。学習・推論の効率を10%以上改善。「Rock-Solidアーキテクチャ」に基づく「iReliable」三層信頼性技術により、信頼性を10倍向上。
- AI ネットワークエレメント: CloudEngineシリーズ汎用コンピューティングスイッチ、XHシリーズインテリジェントコンピューティングスイッチ、StarryLink光モジュールを搭載。パケットロスや遅延の精密な可視化を実現。ネイティブなセキュリティ機能とグループベースの分離機能により、ネットワークセキュリティを強化。
展示ハイライト ― コア技術力を披露
ファーウェイのデータセンターネットワーク展示ブースでは、星河AI Fabric 2.0 の三層アーキテクチャを動的デモやシミュレーションで紹介し、「AI for Fabric & Fabric for AI」の価値を実演しました。また、フルラインナップの 800GEポートフォリオ を展示: 業界最高密度の128×800GE固定スイッチ「XH9330」や64×800GE固定スイッチ「XH9320」、完全な800GE StarryLink光モジュール、星河液冷キャビネット、そして業界初となる全ポート液冷型・高密度128×400GE固定スイッチ「XH9230-LC」を紹介しました。
ファーウェイは今後も、パートナーや顧客とのオープンな連携を続け、データセンターネットワーク分野での研究開発とイノベーションを推進します。インテリジェントネットワークの向上と世代的進化をリードし、世界の産業にさらなる価値を創出していきます。