
海納百川計画のグローバル展開の軌跡
ミュンヘン、2025年3月25日 /PRNewswire/ — 長安汽車(ChangAn Automobile、以下「長安」または「同社」)は、インテリジェントな低炭素モビリティ技術を手掛ける企業であり、3月21日、ドイツにおいてCHANG-AN、DEEPAL、AVATRブランドを欧州市場に導入しました。この発表は、中国と欧州の国交樹立50周年に合わせて行われ、海納百川計画(Vast Ocean Plan)における新たな段階の幕開けを示すものとなります。同社の「北斗天枢2.0」(Dubhe Plan 2.0)とグローバルな研究開発(R&D)体制は、技術競争力の強化を目的としており、欧州市場におけるプレゼンスを高めながら、インテリジェントモビリティ分野のイノベーションを推進し、現地化戦略を加速させることを目指しています。
2023年4月に「海納百川」計画を発表して以来、長安のグローバル戦略は新たな段階へと移行しました。同社は、一連の重要なマイルストーンを通じて国際的な影響力を拡大してきました。同社は、2023年11月に東南アジア市場でブランド発表を行い、2024年半ばには中南米および中東・アフリカ市場でのブランド展開を実施しました。2024年9月には、欧州市場でのプレゼンス強化を目的として、ドイツ現地法人を設立しました。
長安は、中国およびアジア太平洋地域に複数の生産拠点を有し、世界10か国にR&D拠点を展開しており、1万8,000人の専門家からなるグローバルなR&Dチームを擁しています。同社は、広範なネットワークを活用し、各国の支社、工場、販売代理店、サービススタッフを通じて、国際的な成長と協業を推進しています。
これらの取り組みの結果、長安の海外販売は顕著な成長を遂げています。2024年における同社の海外販売台数は536,196台に達し、前年比49.6%の増加を記録しました。さらに、2025年1月の販売台数は62,016台となり、前年同月比で10%の成長を達成しました。
長安は2003年に欧州市場へ参入し、グローバルなデザイントレンドを取り入れるとともに、国際的なR&D能力を強化するために長安欧州デザインセンターを設立しました。研究・生産・販売を網羅する統合システムを構築することで、同社は強固なブランド信頼を確立しました。欧州市場でのプレゼンス強化により、同社はR&D能力を高め、現地市場のニーズに対応しています。さらに、技術センターがイノベーションの中核を担い、欧州の先進的な自動車技術を活用する役割を果たしています。
2025年に向けて、長安は長期的視点に基づく現地化戦略を堅持し、持続可能な成長と市場へのさらなる統合を推進していきます。欧州市場への進出により、長安は厳格な業界基準に対応するとともに、消費者の信頼を築くことが可能になります。同社は、現地生産とサプライチェーンの効率性を強化するとともに、各地域の市場特性に対応した専用モデルを導入し、多様なニーズに応えています。
長安はグローバル展開を進める中で、厳格な試験を実施し、国際基準に準拠することで、安全性の確保に引き続き尽力しています。2023年末に「DEEPAL S07」が欧州新車評価プログラム(Euro NCAP)の5つ星評価を獲得したことは、同社の品質と安全性への取り組みを示す証となっています。同社は、ISO 45001労働安全衛生マネジメントシステムを導入し、欧州市場をはじめとするグローバル展開を強化する中で、安全な業務環境の確保に努めています。
「長安は、持続可能なモビリティをリードし、人々の生活に貢献するという明確な使命のもと、オープンで協調性のある企業です。」と、長安汽車の董事長である朱華栄氏は述べました。「これまでの道のりにおいて、私たちは常に欧州から学んできました。欧州はイノベーションの中心であり、世界をリードする自動車メーカーが集まる地でもあります。」
同社は、グローバルパートナーと共に協調的なイノベーションを深化させ、自動車業界における世界クラスのブランドへと成長することを目指しています。
長安汽車について
長安は、インテリジェントな低炭素モビリティ技術を手掛ける企業であり、31か国から集まった915名以上の専門家による国際的なデザインチームを擁しています。また、CHANG-AN、DEEPAL、AVATRなどの多様なブランドを展開し、長安フォード、長安マツダ、JMCといった合弁事業も展開しています。長安汽車は、乗用車、ピックアップトラック、小型商用車など、幅広く多様な製品ラインナップを展開しています。技術革新を原動力に能力強化と産業の高度化が進む中、長安汽車は、世界一流の自動車ブランドになる道筋において、持続可能なモビリティのイノベーションに取り組んでいます。