中国常州市、2025年3月31日 /PRNewswire/ — スマートPVおよびエネルギー貯蔵ソリューションの世界的リーダーであるトリナ・ソーラーは、最大出力800Wを超える世界初の産業標準のソーラーPVモジュールを開発したことを発表しました。210mm×105mmのペロブスカイト/シリコンタンデム太陽電池で構成された3.1m2 のモジュールは、国際的な試験・検査・認証機関であるTÜV SÜDによって認証された最大出力808Wを達成しました。
「これはペロブスカイト/シリコンタンデム太陽電池モジュールにとって画期的なブレークスルーであり、太陽光発電技術における重要なマイルストーンです」と、トリナ・ソーラーの会長兼CEOである高紀凡氏は述べました。
210mmの業界標準サイズによる世界初の808Wペロブスカイト/シリコンタンデム太陽電池モジュールの開発に成功したことは、タンデムモジュールの産業化に向けた大きな一歩です。この成果は、太陽光発電におけるトリナ・ソーラーの技術革新のリーダーシップをさらに強化するものです。
従来のシリコン系太陽電池の変換効率が理論的限界に近づく中、高効率のタンデム電池がますます注目を集めています。ペロブスカイトタンデム技術は、これらの限界を超える可能性を持ち、理論上の変換効率は最大で43%に達するとされています。次世代の太陽エネルギーにおける革新的なソリューションとして、ペロブスカイト/シリコンタンデム技術は新たな業界標準となる可能性を秘めており、シリコン系太陽電池からタンデム太陽電池への歴史的な転換を示すとともに、持続可能な発展の新時代の幕開けを告げています。
トリナ・ソーラーは研究開発に多大な投資を行っており、過去10年以上にわたってペロブスカイトタンデム電池技術の先駆者としての地位を築いてきました。同社は、江蘇省の南京大学や中国科学院をはじめとする大学と連携し、この分野において数多くの国家研究プロジェクトを主導してきました。同社はタンデム技術に関連する特許を331件出願しており、ペロブスカイトのバルクドーピング、界面工学、複合層設計の進展を通じて、変換効率を大幅に向上させています。この取り組みは、ペロブスカイト/シリコンタンデムモジュールの産業化に向けた基盤を築きました。
「すべての人に太陽光エネルギーを」という使命のもと、トリナ・ソーラーは今後も技術革新を通じてエネルギー転換を推進し、より持続可能でカーボンニュートラルな未来に貢献していきます。