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イスタンブール, 2025年4月29日 /PRNewswire/ — 欧州の大手請負・投資グループであるRönesans Holdingは、テュルキエ史上最大規模の民間投資の1つとして、新しいポリプロピレン(PP)生産工場および液体バルク・ターミナルをジェイハンに建設する運びとなりました。総額20億ドルを投資するこれらの戦略的プロジェクトの目的は、テュルキエの産業自給率を高め、外国への依存を減らし、世界貿易におけるテュルキエの地位を向上させることにあります。
Erman Ilıcak博士(Rönesans Holding名誉会長)は次のように述べています:「これらのプロジェクトが稼動すれば、年間3億米ドルが直接的にテュルキエの経常赤字削減に貢献することになります。」
これらのプロジェクトに対し、Rönesans Holdingはこのほど、米国のInternational Development Finance Corporation(DFC)とスペインのExport Credit Agency(Cesce)から総額13億ドルの融資を受けたと発表しました。
Ilıcak博士は、付加価値の高いプロジェクトを通じてテュルキエ経済を発展させるというグループの長年の役割を強調しています:「私たちの物語は、国際的な請負サービスから始まりました。現在までに、総額500億米ドル相当のプロジェクトを手がけています。そのうちの70%、約350億ドルは海外で実施されたもので、この分野では世界初の試みが数多くあります。ヨーロッパ最長のトンネルから最高層ビルまで、あるいは世界最大のGTG施設から世界最大の免震ビルまで、私たちは幅広いプロジェクトに携わってきました。その後、不動産、社会インフラ、再生可能エネルギー、そして最近では産業施設などを手掛ける大規模な投資持株会社となりました。過去15年間、世界銀行の投資部門であるIFCやEBRDといったステークホルダーの多大な貢献により、私たちは持続可能な開発目標に沿ったビジネスを構築してきました。」
同氏はさらに次のように続けます:「私たちの事業モデルは、適切なパートナーと適切なプロジェクトを開発し、適切なタイミングでそれを提供することに重点を置いています。シンガポールの政府系ファンドGIC、フランスのMeridiam Infrastructure、日本の双日、Samsung C&T、TotalEnergiesといったパートナーとともに、私たちはこのモデルの導入に成功し、彼らとともに、100億ドル相当をテュルキエに投資しています。これらの取り組みに支えられ、より広範な変革を成し遂げることができました。我々は今後も、テュルキエの貿易ギャップの縮小に貢献するプロジェクトに注力していきます。」
12 か国の専門家によって開発されたジェイハン・プロジェクト
世界経済のトレンドの変化について、Ilıcak博士は次のように述べています:「保護主義が強まり、サプライ・チェーンが再構築されつつあります。エネルギーと生産はローカル化の方向に進んでいます。この変革は、テュルキエのような国々に大きなチャンスをもたらします。特に、産業機械、プラスチック、化学品、工業用金属や貴金属の輸入による対外貿易赤字を削減するためには、戦略的な重工業への投資が必要です。過去10年間で、テュルキエでは総額約200億米ドルの産業投資が行われており、その中には5億米ドルを超えるプロジェクトも含まれています。しかし、これだけでは不十分です。」
同氏はさらに次のように強調します:「ギャップを埋めるために、テュルキエは今後5年間で毎年少なくとも120億ドル、合計600億ドルを割り当てる必要があります。この規模の投資が実施されれば、GDPは年間150億米ドル増加し、対外貿易赤字は100億米ドル削減できるでしょう。Rönesans Holdingでは、ジェイハン・ポリプロピレン生産施設と液体バルク・ターミナルへの投資(合計20億米ドル)のために海外からの融資を確保しましたが、これはまさにこの目的を果たすものです。これらのプロジェクトは、12か国の専門家によるソリューション・パートナーと共同で開発されたもので、建設が現在進行中です。運用が開始されれば、この投資はテュルキエの経常赤字削減に年間3億米ドルの直接的な貢献をもたらす見込みです。」
強力なパートナーシップによる海外投資の誘致
Ilıcak博士はまた、国際協力の重要性についても言及しました:「私たちがEBRDと取り組んだプロジェクトの中で、おそらく最も困難だったのは、保健医療分野におけるテュルキエの変革でしょう。EBRDは世界中から専門知識を結晶しました。その結果、テュルキエは海外から150億米ドルの資金を集め、医療改革を実施することができました。また、IFCとは長年にわたってプロジェクト・ファイナンスで協力しています。困難な状況でも、IFCは常に私たちの味方でいてくれました。私たちは彼らとパートナーシップを結んでいます。最近では、カザフスタンでPPP病院を共同開発しました。私たちが手がけたどのプロジェクトでも、彼らが最初に尋ねたのは『このことが社会的にどのような影響を与えるのか』ということでした。収益性は常に最後のトピックだったのです。それが、両銀行に感謝している理由です。」
最後に、同氏は次のように述べました:「特に中央アジア諸国との関係は大きく進展しています。その後、アフリカ諸国との結びつきも強まりました。今日、テュルキエは自国の10倍の人口に対して医療や教育などのニーズに応えるハブとなっています。私たちはこうした動きを注視し、外交関係の発展が貿易にも反映されるように取り組みながら、テュルキエの工業化イニシアチブの進展を支援する活動に力を入れています。その際には、わが国の限られた資源に頼るのではなく、可能な限り海外から資金を調達してプロジェクトを遂行するよう務めています。」
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