
バタム(インドネシア)、2025年4月30日 /PRNewswire/ — 世界的なテクノロジー・リーダーであるPegatronが、新たなスマート製造施設をインドネシアのバタムに正式に開設しました。工場は、先進的な人工知能(AI)、自動化、そして5G接続を組み合わせたものであり、Pegatronのグローバルなデジタル・トランスフォーメーションの歩みにおいて重要な節目となる施設です。
この変革を推進するために、Pegatronは、インドネシア最大のデジタル通信事業者であり、同国初の5GオペレーターであるTelkomselと提携しました。Telkomselは、法人向け部門を通じてスタンドアロン(SA)5Gプライベート・ネットワークを提供しています。このネットワークは、安全かつ高速な接続環境を生産エリア全体に実現します。今回のコラボレーションには、1,200枚のSIMカードの提供も含まれています。これは、モノのインターネット(IoT)デバイスによる機器や生産のリアルタイム監視を支援するためのものです。Telkomselは、従業員の機動性と業務の生産性を高めるために、パブリック・ネットワークの強化にも同時に取り組んでいます。
「Telkomselとのパートナーシップは、コネクテッドで適応力があり、効率的なスマート・ファクトリーの基盤を築くものです」とPegatronの社長兼CEO、Gary Cheng氏は述べています。「私たちは、Telkomselの強固なデジタル基盤を活用し、業務の変革を推進するとともに、インドネシアのハイテク産業の成長を支えていくつもりです。」
Government Officials and Pegatron’s CEO & General Manager the Ribbon, Symbolize the Opening of Smart Factory.
インドネシア通信情報省の周波数帯計画担当局長、Adis Alifiawan氏は、このプロジェクトの国家的な意義を強調しました。「インドネシアは単なる市場ではなく、世界のテクノロジー分野におけるプロデューサー、そしてイノベーターへと変わりつつあります」と同氏は述べています。
この工場の5Gプライベート・ネットワークは、数千におよぶセンサーや機器をシームレスに連携させることで、自動化やデータに基づく意思決定を支援し、コスト削減、品質向上、メンテナンスの効率化を実現します。
Telkomselの企画・変革担当ディレクター、Wong Soon Nam氏は、今回のパートナーシップがもたらすより広範な影響に言及しました。「当社独自の5Gソリューションがあれば、PegatronはIndustry 4.0時代において、さらなる効率化と競争力の強化を実現できます」と同氏は述べています。今回の提携は、「Mobile World Congress(MWC)2025」で初めて発表されました。
インドネシアの製造業は力強い成長を見せており、2024年には生産量も新規受注も増加しています。2025年にはGDPが5.2%増加すると予測されており、良好な投資環境と相まって、同国は世界中の企業を惹きつけています。
インドネシア工業省のSetia Diarta事務次官は、両社の取り組みを高く評価しました。「このパートナーシップは、各種新興テクノロジーが包摂的かつ持続可能な産業成長をいかに支えることができるかを示しています」と同氏は述べています。
Pegatronのバタム工場は、ロボティクス、モビリティ・ソリューション、次世代通信といった未来の技術の発展を推進し、イノベーション、持続可能性、人材育成に対する同社の幅広い取り組みを反映した施設になります。
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