
東京、シンガポール、2025年7月10日 /PRNewswire/ — アジア地域で音楽特化型投資のリーディングカンパニーであるblackxは、日本の音楽界を代表するアーティスト、細野晴臣氏と歴史的なパートナーシップを締結しました。細野氏は50年以上にわたり、はっぴぃえんどとして日本のフォークロックを築き上げ、 Yellow Magic Orchestra (YMO)でエレクトロニック・ミュージックの先駆けとなり、またアンビエント、エキゾチカ、サウンド・コラージュなどジャンルを超えたソロキャリアを築いてきました。
「細野さんのレガシーは比類なく、まさに日本の真のパイオニアでありレジェンドです。彼の音楽的遺産を次世代の世界中のオーディエンスへ広げ、揺るぎないものにしていくこの新たな章をサポートできることを光栄に思います」と、blackx日本代表・白須賀裕樹はコメント。
本パートナーシップを通じて、blackxは細野氏と連携し、そのレガシーを世界の新たなリスナーに届けていきます。この協業の第一弾として、2025年7月にはロンドンでのライブ公演、そしてパリDOVER STREET MARKETとのポップアップが実施されます(詳細は末尾参照)。今後は、マーチャンダイズ、reissue、展示企画、そして細野氏の影響力を体感できるデジタル・ミュージアム体験など、幅広いクリエイティブ・プロジェクトへと発展していきます。
また、モデル・女優の水原希子氏とデザイナーHijiri氏による、細野氏をテーマにした限定カプセルコレクションも発表予定。アパレルやアクセサリーを含むこのラインは、パリのDOVER STREET MARKET(DSM)にて限定発売されます。
細野晴臣氏のコメント「blackxが天使のように突然僕の前に現れ、今後の海外での活動を手助けしてくれることになりました。なんという幸運でしょうか。彼は本当に音楽が好きなんです。All the best !」
数々の” はじまり” が築いたレガシー
1947年、東京に生まれた細野晴臣氏は、サイケデリック・ロック・バンドであるエイプリル・フールで音楽活動をスタート。その後、松本隆、大瀧詠一、鈴木茂と共にはっぴぃえんどを結成し、日本語でフォークロックを歌うという当時の常識を打ち破りました。彼らの楽曲「風をあつめて」(1971年発表のアルバム『風街ろまん』収録)は、ソフィア・コッポラ監督の映画『ロスト・イン・トランスレーション』に使用され、世界的に注目を集めました。
1978年には、坂本龍一、高橋幸宏とともに伝説的なユニットYellow Magic Orchestra (YMO)を結成。シンセサイザー、シーケンサー、ドラムマシン、8ビットサンプルなどの革新的なサウンドを駆使し、ゲーム音楽、シンセポップ、テクノの礎を築きました。今年5月には、その文化的功績を称え、YMOは第1回MUSIC AWARDS JAPAN 2025 にて「音楽の象徴」として表彰されました。
ソロアーティストとしての細野氏の歩みは、探求と再創造の連続です。『HOSONO HOUSE』(1973年)では日本のフォークとアメリカン・カントリーを融合し、『はらいそ』(1978年)ではエキゾチカに傾倒、『COCHIN MOON』(1978年)ではサイケデリックな電子音楽の新境地を開きました。ジャンルも世代も超えて、多くのアーティストに影響を与え、コラボレーションを重ねながら、時代を切り拓き続けています。
日本から世界へ
Blackxの細野晴臣とのパートナーシップは、今年3月に発表されたアソビシステム株式会社とのJ-POPグローバル展開支援に続く第二弾となります。これらの提携は、世界で最も影響力のある音楽エコシステムのひとつである日本において、blackxとの信頼関係の深化を示すと同時に、日本の音楽文化浸透の可能性や需要を確信させるものであります。
「音楽史において最も重要なアーティストのひとりである細野さんとパートナーシップを結べることは、本当に光栄です。細野さんの音楽は時代や国境を超え、音楽レジェンドの殿堂に名を連ねる存在です」と、blackx CEOのTan Chee Mengのコメント。「彼のレガシーを世界中の次世代へと受け継ぎ、今後の創造的活動をサポートすることで、その価値をさらに高めていけることを誇りに思います。」
細野晴臣氏の軌跡は、好奇心と創造性、そして絶え間ない実験精神に貫かれています。彼のレガシーは単なる音楽カタログではなく、音がどのように進化し、人々にインスピレーションを与え、時を超えて生き続けるかという”設計図”でもあります。これは、ジャンルや世代、国境を超えてアジアのアーティストと文化に投資・共創していくという、blackxのビジョンそのものを体現するものです。
• blackxについて
blackxは、アジア全域における音楽著作権および関連する知的財産(IP)への投資を行う会社としてスタート。IPの管理・創出・流通を包括的に手がけ、アーティストや権利保有者と提携・支援しながら、その成長を引き出し、リーチを拡大し、持続可能なリターンを実現。アジアの音楽業界で豊富な経験を持つ専門家によって率いられるblackxは、常に変化する音楽の潮流を先取りし、テクノロジーを活用しながら、アジアが誇る豊かで多様な音楽遺産を世界とつなぎ、アジア音楽と文化への国際的な理解と評価を高めることを目指している。
• 細野晴臣について
細野晴臣は、日本を代表する最も影響力のある音楽家のひとり。フォークロックバンド、はっぴぃえんどの創設から、エレクトロニック・トリオ、 YELLO MAGIC ORCHESTRA( (YMO)の結成に至るまで、常に音楽の境界を押し広げてきた。アンビエント、エキゾチカ、実験的ポップ、サウンド・コラージュなど、ジャンルを超えたソロ作品を通じて、細野は静かなる革新者として国際的な影響力を持ち続ける。彼の音楽は、山下達郎やコーネリアスから、Depeche Mode、 David Bowie、 Afrika Bambaataa、 Harry Styles、Mark Ronson といった世界中のアーティストに影響を与え、その作品はジャンルや世代を超えて生き続ける”リビングアーカイブ”である。
本件に関するお問い合わせは、以下までご連絡ください: media@blackx.asia
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Date |
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19 July |
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