Inmotive社製トランスミッションIngearの2輪車および3輪車への採用を加速
オンタリオ州トロント(カナダ)2024年11月12日 /PRNewswire/ — 本日、Inmotive Inc.は日本の一次請け自動車部品サプライヤー、バンドー化学株式会社と戦略的提携契約を締結した旨の発表を行いました。この合意により、両社は2輪車および3輪車市場におけるInmotive社製「Ingear」2段変速トランスミッションの採用前倒しを目指した提携に踏み出します。
バンドー化学は、伝動ベルトや運搬用ベルトを世界各国に供給しており、オートバイなどの2輪車用伝動ベルトに豊富な経験を有しています。同社のベルトとテンショナーに関する専門知識は、Inmotive独自の高効率2速トランスミッションの設計を具現化する能力を補完するものです。
Inmotive社の最高経営責任者を務めるPaul Bottero氏は、「バンドー化学との提携は、当社が共有する技術ノウハウと、環境にやさしい技術を通じてよりクリーンな未来を創出するという志が結び付いたものです。今回の提携によって両社の強みが増強され、Ingearのさらなる可能性を引き出すことができると期待しています」と述べました。
Ingearは、EV専用に設計された世界最高効率を誇る2速トランスミッションです。コンパクトでありながら、滑らかな走行と静粛性を両立するシンプルな設計が特徴で、幾何学構造は特許を取得しています。さらに、Ingearは電気自動車のコスト、航続距離、性能向上を助けるよう、戦略的な設計となっています。当初、EV乗用車に採用されていたInmotiveは、技術革新によってオートバイ、スクーター、四輪バギー、船舶といった、さらなる販路拡大を視野に入れています。
Bottero氏は「Inmotiveは幅広い用途に対応できると確信しています。この新たな市場セグメントにおけるコンセプト実証に向けて取り組んでいくことが楽しみです」と語りました。
Inmotive Inc.について
Inmotiveは、幅広い適応が可能な超効率的多速パワートレーン技術「Ingear™」を考案した、カナダを拠点とする企業です。わずかな追加コストと重量でEVの航続距離を伸ばすと同時に、スムーズなシフトチェンジで継続的なトルクを実現します。同社の信頼性に優れた設計により、トルク、加速性能、登坂能力、最高速度も向上しており、特許44件を取得し、出願中の特許も46件を数えます。Inmotiveの本社はカナダのトロントにあり、ヨーロッパと中国にオフィスを構えています。詳細については、www.inmotive.comを参照してください。
Bando Chemical Industries, Ltd.(バンドー化学株式会社)について
1906年の創業のバンドー化学株式会社は、非タイヤ向けゴム・プラスチック業界におけるパイオニアです。刻々と変化するニーズに応えるため、現在では動力伝達や運搬用ベルトおよびシステムから精密機器部品、プラスチックフィルムやシート、ハイブリッドゴム工業製品、光学電子および電子材料に至るまで、幅広い製品を製造しています。
また、企業の社会的責任にも真摯に取り組んでおり、生産プロセスのあらゆる段階において、省エネ、環境、資源の有効利用に配慮しています。
メディア問い合わせ先
Brittney Popa
MBEグループ(Inmotive社の代行)
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