広州(中国)、2025年12月31日 /PRNewswire/ — Southによるニュース速報:
 
深圳は最近、アジア太平洋経済協力(APEC)非公式高官会議(Asia-Pacific Economic Cooperation (APEC) Informal Senior Officials’ Meeting)を主催し、あわせて2026年APEC経済リーダーズ会議(2026 APEC Economic Leaders’ Meeting)の開催地に決定しました。
1993年に開催された第1回APEC経済リーダーズ会議(APEC Economic Leaders’ Meeting)に出席したシンガポール元国連大使のKishore Mahbubani氏が、このほど同市を再訪しました。自ら「世界史上最も急速に発展している都市」と評する深圳を、同氏は分析的な好奇心を持って訪れました。
「APECのリーダーたちがここを訪れれば、大きな感銘を受けるはずですう」とMahbubani氏は述べています。「深圳が成し遂げたことは、世界に真のインスピレーションを与えるかもしれません。」
そのインスピレーションは同市の産業変革にある、と同氏は主張しています。深圳湾を見下ろす超高層ビルの屋上に立ち、Mahbubani氏は数十年前に香港側から眺めた光景を回想しました。「ここには何もありませんでした。田んぼがただ広がるだけでした」と同氏は述べています。「今日では、そのスカイラインは世界の主要都市に匹敵するものです。」
深圳に本拠を置く電気自動車メーカーBYDでは、Mahbubani氏が新型車を試乗し、ブレード電池技術の安全デモンストレーションを視察しました。
30年前に設立されたBYDは現在、116の国と地域で事業を展開しています。Mahbubani氏にとって、同社の成長は深圳が基礎製造業から先端技術へ移行した広範な変化を象徴しています。
今年、深圳が経済特区に指定されてから45年目に当たります。この間、同市は中国本土で最大級の都市経済圏へと成長し、中国の発展政策の試験場として広く認識される存在となりました。
Mahbubani氏は、「深圳の強みは制度面にもある」と指摘しました。前海深港青年夢工場(Qianhai Shenzhen-Hong Kong Youth Innovation and Entrepreneur Hub)では、同氏は政府の統合サービスと政策支援の恩恵を受けているスタートアップ企業や香港資本企業と面会しました。同氏はこのアプローチを効果的で再現性のあるものと評しています。
Mahbubani氏の見解では、深圳の45年にわたる発展は、香港との関係が一方的な波及効果から相互補完へと変化してきた過程を物語るものでもあります。
若年層人口と密度の高いイノベーション・エコシステムを背景に、深圳は電気自動車から拡張現実まで新興産業を引き寄せ続けています。世界経済の成長が鈍化する中、Mahbubani氏はこの都市が発展に対する新たな視点を提供していると語りました。
「深圳が成し遂げたことは、これほど短期間でどれほどの進歩が可能かを示す点で、各国にとって大きな刺激になり得るものです」とMahbubani氏は述べています。