バンコク、2026年7月20日 /PRNewswire/ — 従来の講義では、カーボンフットプリントやライフサイクルアセスメント(LCA)といった概念を分かりやすく説明できなかったため、Varoon Varanyanond氏(産業連携アドバイザー、Center of Excellence on Petrochemical and Materials Technology(PETROMAT)、Chulalongkorn University)は、意外な教育ツールであるカードゲームに目を向けました。
その結果生まれたのが「Every Day CO₂ Challenge」です。これは、製品のライフサイクル全体にわたる環境影響を評価するために用いられる、国際的に認められた枠組みである「ライフサイクルアセスメント(LCA)」について、プレイヤーが理解を深められるよう設計されたゲームです。このゲームは、GIZ(Deutsche Gesellschaft für Internationale Zusammenarbeit)の支援を受けたMA-RE DESIGNプロジェクトの一環として開発されました。
Varoon氏は、エコデザインコンサルタントとして長年働き、従来のプレゼンテーションを通じてLCAを説明することがいかに難しいかを目の当たりにしたことから、このゲームを制作する着想を得ました。長年にわたりゲームを愛好してきた同氏は、複雑な概念は、交流や議論、そして遊びを通じて、より効果的に学べると考えていました。
小学生から大人まで、あらゆる年齢層を対象に設計されたこのゲームでは、参加者は、集めたカードの環境負荷スコアの合計を最も低くすることを目指します。アクションカードは、ゲームに驚きと戦略性をもたらし、ゲームマスターはプレイヤーに自分の選択の理由を説明させ、その選択が環境に及ぼす影響について考えるよう促します。
このゲームの特徴は、能動的な学習を重視している点にあります。プレイヤーには、既成概念に疑問を持ち、特定の材料、製造方法、輸送手段、あるいは廃棄方法が、なぜ環境への影響を大きくしたり小さくしたりするのかを探求することが推奨されています。
当初は単なる紙のプロトタイプに過ぎなかったものが、Thai Packaging Design Association(ThaiPDA)とGIZの支援を受け、再生プラスチックで作られた50セットのタイ語・英語のバイリンガルゲームセットへと発展しました。このゲームは、学生、教育者、ビジネスパーソン、一般の人々を対象にテストが行われ、非常に好意的な評価を得ています。
おそらく最も心強い成果は、プレイヤーたちが自ら問いかけ始めることです。なぜある製品は別の製品よりもスコアが高いのでしょうか?なぜリサイクルが重要なのでしょうか?なぜ輸送手段によって、排出量に与える影響が異なるのでしょうか?Varoon氏にとって、その好奇心こそが真の目的です。
AIが瞬時に情報を提供できる時代において、同氏は、学ぶことの価値は知識へのアクセスだけでなく、議論、経験の共有、そして適切な質問を投げかけることにもあると考えています。結局のところ、「Every Day CO₂ Challenge」は、一緒に席に着いてゲームをするという、ごく単純なことからでも、有意義な学びが始まることを示しています。
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