バルセロナ(スペイン)、2026年3月4日 /PRNewswire/ — HuaweiのIT事業グループ最高経営責任者(CEO)Yang Chaobin氏は、本日、モバイル通信関連の展示会として世界最大級の「MWCバルセロナ2026(MWC Barcelona 2026)」において、AIによる恩恵を誰もが早く受けられる取り組みを強化するよう、IT業界に対して呼び掛けました。これには、新たなAIアプリケーションに対応するために5G-Advancedを拡張する帯域とネットワーク能力に関する提言や、十分なサービスが提供されていない地域におけるデジタルデバイド解消に向けた包括的接続性向上に関する呼びかけも含まれています。
同氏は、基調講演において「インテリジェントな時代がもうすぐそこまで来ています。今こそが、新たな AIアプリケーションが続々と出現しており、業界が一丸となって5G-Aの可能性を最大限化するときなのです。我々はU6 GHzのような新しい周波数資源を効率的に活用する必要があり、6Gへと続く道を切り拓くと同時に、業界に新しい価値を創造しなければなりません。」と述べました。
文字から動画へ、そしてAIを活用したショッピングといったAIを搭載したアプリケーションが普及するにつれ、トークンの消費は激増するでしょう。事実、日々消費されるトークンの数は、過去2年間で300倍に増えました。同氏は、このことがモバイル業界に大きなチャンスをもたらしていると考えています。
しかし、同氏によれば、このような成果によって業界が取り組むべき問題がより明確になっているとのことです。第一に、ネットワークはダウンリンク中心から脱却し、アップリンクとダウンリンクの両方で、AI搭載のデバイスとクラウド間のマルチモーダルデータ交換に対応する超高帯域幅を確保する必要があります。第二に、ネットワークは、リアルタイムのAIコラボレーションとインテリジェントな意思決定の支援に向けて、安全性と信頼性に優れ、極めて低遅延の接続性能を提供しなければなりません。
携帯電話の世界標準規格を定めるプロジェクト「3GPP」は、すでに6Gの標準化が 開始されていることから 、標準が2029年3月までに凍結される見込みはないとしています。同氏は、今後5年間にキャリア各社が5G-Aに効果的な投資を行う限り、モバイルAIサービスは活性化し、業界が新たな価値を創造するチャンスが生まれるだろうと説明しました。業界にとって、5Gと6Gを繋ぐ「0.5」世代は無視できない重要な役割を担っています。なぜなら、この技術は従来の10倍の高速アップリンクと、優れたAIサービス体験、低コスト・省電力(RedCap)やパッシブIoTといった新たなIoT技術に加え、ネットワーク性能の差別化を行うAIの活用を実現するからです。
5G-Aは、既に世界の300以上の都市で大規模に商業展開されており、すべての周波数帯域に拡大しています。特に携帯電話などの無線通信で使用される「C-band」のリソースが不足している国や地域においては、5G-Aの性能をさらなる向上に向けた、新規および「再耕作」された帯域リソースの確保が欠かせません。U6 GHz帯域は、このネットワークの可能性を引き出す鍵となりつつあります。
世界無線通信会議(World Radiocommunication Conference 、WRC)で何度も議論された結果、U6 GHz帯域は今後の移動通信の主流となる周波数帯として確立されています。5G-AはすでにU6 GHzに対応しており、主流のデバイスチップと5G-Aデバイスに向けたサプライチェーンも成熟してきています。つまり、5G-Aは大規模な商用利用が可能な状態にあるということです。Yang Chaobin氏は、今回のスピーチに参加した電気通信業界各社に対し、急増するAIサービス需要に対応するため、5G-AやU6 GHzといった周波数帯域に関する協力にさらに傾注するよう促しました。
同氏のスピーチの2つ目の要点は、デジタルアクセスにおける世界的な不均衡に対処することが業界にとって急務であるということです。世界最大のモバイル業界団体(Global System for Mobile Communications Association、GSMA)によると、3億人以上がモバイル広域ネットワークにアクセスできていないとされています。過去20年間、通信業界はデジタルデバイドを埋めるために多大な努力を払ってきましたが、AIの急成長によってこの格差が近年拡大しているように見られます。そのため、より強力なデジタルインクルージョンの推進と、継続的なイノベーションが必要とされています。
同氏は、周波数帯域の組み合わせの多様化、より費用対効果の高いソリューション 設計 といった 「インクルーシブ・コネクティビティ」 戦略のさらなる推進を呼びかけました。Huawei 自身は 革新的な オール・シナリオ RuralStar ソリューション を立ち上げて、世界80ヶ国の1億7,000万人にインクルーシブ・モバイルアクセスを提供するほか 、多数の追加インクルージョン・プログラムを実施しています。これには、ケニア農村部の学生向けにデジタルスキルのトレーニングを行うDigiTruck教室、バングラデシュの農民を対象とした包括的な金融サービス、アルゼンチンの村を対象としたモバイル医療サービスなどが含まれます。
基調講演の締めくくりとして 、Yang氏はすべての業界関係者に向けて 、 商用 5G-A の採用 、新興AIサービスによる 差し迫ったニーズ に対応し、 6Gに向けた進化への道を拓くため、 引き続き協力するよう呼びかけました。
今年のMWCバルセロナ見本市は、3月2日から3月5日までスペインのバルセロナにて開催されます。見本市開催中、HuaweiはFira Gran Viaホール1のスタンド1H50番で最新の製品とソリューションを展示します。
エージェント・ネットワークの時代がすぐそこまで来ており、5G-Aの大規模な商業的導入が加速しています。Huaweiは、世界各国の通信事業者や提携各社と、5G-Aの可能性を最大限に引き出して6Gへの進化の道を切り拓くため積極的に取り組んでいます。また、インテリジェントなサービス、ネットワーク、ネットワークエレメント(NE)を実現する、AIを中心に構築されたネットワークソリューションを創造することで、レベル4の自律型ネットワーク(AN L4)の大規模展開を加速し、AIを活用した中核事業の向上を図っています。当社は、業界各社とともに、完全にインテリジェントな未来のために、価値主導型のネットワークとAIコンピューティング・バックボーンを創造していきます。
詳細については、https://carrier.huawei.com/en/minisite/events/mwc2026/をご覧ください。
